14, 04. 2012 梢色付く


前夜の雨は上がったが、昨日午前中は雲が多く薄暗かった。気温も下がり、強い風が吹いた。午後から出かけなければならないので、薄暗さを我慢して仕事を進める。正午を過ぎて雲が切れ、青空が広がり始めた。

1970年代からグループ活動を続けて来た仲間のA氏の、北海道文化賞の受賞のお祝いがあって、出席しなければならない。仲間ももう3人旅立ってしまった。夜分の外出は疲れるので、殆ど出席せぬことにしているが、この会は外し難い。道立近代美術館で個展も開催されているので、先に個展を観て、その後会場のホテルへ向うことにした。人混みの中を何度も乗り換えるのが面倒になり、バスで新さっぽろまで向い、地下鉄1本で美術館へ向った。途中の河辺の柳が、柔かに色付いていた。

近年のサイズの大きな作品よりも、様々な要素を秘めた旧い作品の方が面白く感じられた。見終わって美術館から、駅に向って歩くことにした。午前中の薄暗さとは異なり、空は真っ青に晴れていた。美術館の門脇の大きな柳が色付いていた。前々日、高速道路の傍の小公園で見かけた柳も、晴れていたらこの様に見えたのかも知れない。知事公館の北側から三岸記念館へ抜けようとしたら、門扉に4月下旬迄は閉鎖との張り紙がしてあった。塀の間から見た庭園は、殆ど雪が融けていた。



三岸記念館の前を通り、北2条通りを東へ向う。此処は街路樹が多く、歩道も広くて歩き易い。やはり歩道に残された桜の巨木の芽が色付いていた。歩道にはみ出している大木もある。街路樹に1本、細い木が混じっていた。赤紫色の花芽を付けていた。ハナズオウだろうか。






植物園の北を東へ向う。此処の歩道にも、巨木が2本残されていた。ポプラの梢が西日を受けて輝く。柵の間から眺めた植物園は、未だ所々に雪が残っていた。




今朝は霧が深かったが、8時過ぎになり霧は晴れて快晴となった。大勢の出席者で、昨夜はすっかり草臥れてしまった。夜分の外出は当分控えたい。