21, 03. 2012 荒れ模様のお彼岸


お彼岸の中日の昨日は,夕刻は穏やかな天候になったものの、前日のVTRさながら,強い西風が吹いて雪も交じり、荒れ模様の天候となった。留萌や深川,旭川方面では,吹雪の為に高速道路が通行止めとなった。前日出来なかった和紙の立体の試作に入る。予め試作用に大きめに作ってあった作品の5分の1程を引き切りした。切り取った和紙を更に細分する。折って畝を作る為に,霧を吹きかけたもの,平刷毛で水を引いたもの、薄く溶いた膠を引いたものを用意した。何れが成形に適しているかを調べる為。結果,濃度の低い膠が適していることが判った。細片を切り取った残りで,小さな立体を試みる。ほぼ思い通りの形が得られたが,手が膠で汚れる。薄いゴム手袋を嵌めるのが適当と思われた。

2時少し前に、使い捨てのゴム手袋を買い求めに出かけた。アスファルトが現れ,乾いて歩き易くなっていた道路は,圧雪で白くなってしまっていた。西を廻ってからスーパーへ寄ろうと,住宅街を西へ向う。東は晴れているが,西の雲が重い。車を止めるスペースの除雪で、3m近く雪が山をなしていた下から,門柱とハマニンドウが現れていた。




北の沢へ向う積りだったが西風が強いので、300m程手前で北へ向う。レンギョウの芽が膨らんでいた。黄色く色付くのはもう少し先のことになりそうだった。傍には紫陽花も現れて,大きな冬芽を出していた。





小公園の並ぶ道を東へ戻る。道の西は原野になっているので,風が強い。小公園のシラカバの梢がざわざわと揺れている。前日からの新雪に,風紋が出来ていた。追い風に押される様にして東へ向う。MIXY友の方々の載せられた写真で拝見したゴンズイに似た木に、しっかりした芽が出ていた。ゴンズイなら,花は5.6月に緑がかった黄色の花を付ける。花の時期,忘れずに確認したい。





三番通りへ出て東へ進み,ゴム手袋を買い求めて戻った。前日同様風が強くて,針葉樹に身を隠す小鳥の姿は見られなかったが,中央分離帯の樹にヒヨドリの群が止まっていた。数が多いので,渡りのヒヨドリかも知れない。今冬はとうとうキレンジャクには会わず終いだった。



今朝は雲が多いが,青空も見えている。風は少し治まっているが,気温は低い。残した和紙の作品で,立体を創ることにする。