20, 11. 2011 色褪せて


夜半の雨は上がったが、昨日は陽も射さず薄暗い一日となった。強い南風で、気温は大分上がった。教室を終えて掃除を済ませ、前日の成形の補正をしていたら、2時半を大分過ぎていた。夕食の素材を買求めに出かける。前日東の沢を廻ったので、北西を廻って、最後にスーパーへ寄る道筋を立てた。

寒くはないが、頭が痛くなる様な薄暗さだった。シラカバ公園を通り抜け、住宅街を西へ向う。大分実を落としたズミの樹に、ヒヨドリが止まっていた。葉が落ちて、鳥の姿は見易くなって来た。北の沢は色を失い、陰鬱な表情を見せていた。三番通りを越えて、北の住宅街を歩く。大きな樹にツルウメモドキが絡んでいた。小さな実ながら、周囲が色を失っているので、艶やかに見える。





北西の原野が見られる地点に出た。西の山々が煙っている。草原は朽ちたセイタカアワダチソウが壮絶な色を見せていた。小公園が並ぶ道を東へ戻る。人が住んでいない住宅地の空地で、過日草刈りが行われていた。刈られた草は新たな芽を出し、ノラニンジンが花を付けていた。先日見かけた赤い実を付けた木は、未だ葉を付けていた。来年、どの様な花を付けるのかを見るのが愉しみになった。花を見ると、名称が判るかもしれない。






三番通りへ戻る。盲学校の西の端のポプラは先日葉が見られたが、殆ど葉を落としていた。前日立寄った生花店の裏に、何処の樹を切ったのか、切られた幹や枝が纏められてあった。切口は真新しく、かなり大きな樹だったと思われる。三番通りを東へ向う。中央分離帯の樹々は益々色を失い、冬枯れの様相を見せていた。





買物を済ませて南西へ戻る。秋の初めから楽しんでいた大きなツリバナは実が大分落ちて、残っている実もすっかり色褪せていた。



昨日の強い風が治まり、ねっとりした雨雲も消えて、今朝は良く晴れている。気温は少々下がっても、陽光が明るい方が良い。