19, 11. 2011 寒気続く


夜半に月が見えていて、昨日朝は冷え込んだ。最高気温11度の予報が出ていたが、敷石の家に近い部分の雪が融け始めたのは、午後に入ってからだった。ゴミを出しに出て家の東西を見たが、屋根からの落雪は固まっていた。

薄く脆い粘土板との格闘が続く。少しずつなだめる様に、曲面を作って行く。2時半を過ぎて、今日のモデルのフォックスフェイスと茶菓を買求めに出かけた。前日駅前のスーパーで、リンドウは見付けて買求めたが、フォックスフェイスは見当たらなかった。薄手のセーターを重ね着し、耳掛も使用した。つい先日までは葉が残っていたフジが葉を落とし、長い莢が現れていた。中々シックな色合い。青空は広がっているが、西の雲が大きく厚い。




前を通ると何時も、じっと見ている犬が、昨日も首を廻して通り過ぎるまで目で追っていた。犬小屋もなく、寒そうだが、先日スリップ事故で堤防下に落ちて、脱出出来ずに寒い夜を過ごした老人と幼女を、大型犬が温めて救ったとニュースで報じられていたから、犬は寒さに強いのかもしれない。総じて大型犬は、騒々しく吠えたりせず、おっとりと構えている。門柱に飾られたシーサーは、未だ仕舞われていなかった。こちらは南国生まれ。そろそろ取り込んだ方が良さそうに思われる。




東の沢の樹々が赤く染まり始め、時計を見ると3時を過ぎていた。大雪で枝が折れた巨木に、ヒヨドリの姿があった。傾き始めた陽を見ながら、三番通りを西へ戻る。





茶菓を買求め、2軒のスーパーの生花店を覗いたが、フォックスフェイスは無かった。陽がどんどん沈んで行く。更に西の生花店でも、フォックスフェイスは見当たらなかった。未だ酷く傷んでいる訳ではないので、間に合わせることにした。空地の端から北西を見ると、、手稲山の山頂が白くなっているのが見えた。





三番通りからシラカバ公園へ入る。遊歩道には、前夜の氷が未だ融けずに残っていた。公園を抜けて住宅街を南東に戻る。ガマズミが葉を落とし、実の赤が少し黒ずんで来ていた。夏に楽しんだネムノキもすっかり葉が落ちて、莢だけが残っていた。陽が落ちて、水溜りに夕映えが映っていた。






昨夜は雪になるのではと思われたが、雨が降って庭の雪は全て融けている。根雪になるまで、何度も雨と雪の鬩ぎあいが繰り返される。