26, 10. 2011 名残りの秋


朝方は雨が上がっていたが、間もなく雨が降り始め、昨日もすっきりせぬ天候となった。ゴミの集荷日だったが、次回の集荷日は晴れの予報が出ているので、切詰め作業は見送った。薄暗く、灯りを点けないと仕事にならない。昨日から、新たな小品に手を付けた。予想通り事が運ぶかどうかは、全く未知数の仕事。

正午前に一旦雨が上がって、少し陽が射して来た。雨が止んでいる間に歩いて来ようと、2時前に家を出た。住宅街を北西に向った。車庫と生垣の間の僅かな隙間に、ツルウメモドキが実を付けていた。葉は殆ど落ちてしまっていた。歩いている範囲では、最も頑丈な冬囲いをされるお宅では、もうすっかり作業が終っていた。竹ではなく、丸太や木材を使用されている。




北の沢の東の遊歩道の中程に着いて北へ向う。遊歩道も落葉で埋っていた。三番通りに近い位置にあるヤマモミジは、漸く色付き始めたところだった。全く陽が当たらぬ位置なので、色付きが遅れる。通りを越えて、北の住宅街を進む。空模様が少し怪しくなって来た。





小公園が並ぶ道を東へ戻った。春に花を見ていたシダレザクラの葉が、色付いていた。霜が当ったアジサイが、真っ赤に色付いている。これだけ華やかな色付きは珍しい。小公園の北端から原野を見渡す。札幌の西に連なる山々は霞んでいた。トビが巣を掛けている木立も落葉が始まっていた。






三番通りに出て、住宅街を南東に戻る。夏の終りから楽しんだ大きなツリバナは、葉を殆ど落としていた。カキの実も色付きが進んでいた。雪が来るまでには、完熟しそうにない。家が近くなる頃、雨粒が落ちて来た。




今朝も昨日同様、敷石が濡れている。風は治まっているが、大きな雨雲が南東に流れている。これからの雨は、地上の色や熱を奪って行く様で、疎ましい。