25, 10. 2011 ホトトギス


前日からの雨が上がり、時折薄日は射すものの、昨日は雪空を想わせる天候となった。庭の紅葉も、そろそろ終盤。未だ葉は落ちていないが、サラサドウダンもクロフネツツジも、先に色付いた梢付近の葉が反り返り始めた。




蕾を膨らませていたホトトギスが開き始めた。6種植えてあるホトトギスの最後の開花。以前は、此のホトトギスが咲く頃雪が来て、慌ててシオンやクジャクソウシュウメイギクなどと一緒に、バケツにどっさり切り取っていた。中々開かないヤマラッキョウが咲くと、今年のプログラムは終了する。




一仕事終えて、2時前に散歩に出かけた。灰色の雲の下を、黒雲が流れて行く。午後に入って強まった風を避け、住宅街を南西に向った。中々開かなかった、園芸種のトリカブトが咲いていた。葉がすっかり黄色くなっているのが惜しまれた。




南の住宅街のお宅の前に、小型のトラックが止まっていた。荷台には、冬囲いの用具一式が積まれていた。カメラを向けていると、長い竹を担いで、自転車で通り過ぎていく方があった。ご自分で冬囲いをされるらしい。




シラカバ公園から東町公園の南に続く緑地帯を南へ進む。イチョウが色付いていた。銀杏を探したが見当たらなかった。中島公園イチョウを見に出かけたいと思いながら、果たせなかった。鉄道林前の道に出る。針葉樹の南にある落葉樹の葉が落ちて、線路の南の国道が透けて見えていた。スモークツリーが佳い色に色付いていた。花が咲いた跡が残っている。冬囲いの作業の方々が見えたら、茫々と伸びる庭のスモークツリーを、半分程に切詰めて頂こうと思っている。





中央の沢へ向っていたが、空模様がかなり怪しくなって来たので、住宅街をジクザクに折れて、北東に戻る。途中のお宅の大きな楓が、最後の輝きを見せていた。東町公園まで戻り、公園を斜めに抜けた。ケヤキの葉が僅かに色付き始めていた。




今朝は雨が止んでいるが、昨夜の雨で敷石が濡れている。ねっとりと粘り着く様な曇り空。苦手な天候で、気分が重い。


ホトトギス Tricyrtis hirta ユリ科