09, 10. 2011 色付く


晴れの予報が出ていた昨日は,気温も上がり,午前中は良く晴れた。教室を終えて掃除を済ませ,前日の陶の作業で気に入らぬ部分を修正している内に,雲が広がって来た。晴れていたら,久々に国道の南を歩いて来ようと思っていたが,雲の量が多いので諦めた。北の空が晴れているので,西から四番通りを歩いて来ることにした。

庭を廻り,シラネアオイの種子の状態を見回る。採取には少し早いかと思われ、今日採取することにした。葉を楽しもうと残しておいたキキョウが,佳い色に染まっていた。



西の北の沢へ向う。沢の近くの電柱が,蔦で赤く装われていた。逆光で何時もは鬱蒼と暗い沢が,色付き始めた葉や落葉で,明るくなって来ている。沢を抜け,三番通りを少し東へ戻る。最初に見付けたエゴノキを見に立寄る。雫の様な実を,数多く下げていた。





風が弱いので,南北に走る幹線道路を北へ向う。視界がぐんと広がる。夏から様々な野草を見下ろして楽しんだ草原は,枯れ野と化していた。熊の出没が伝えられている札幌の西に連なる山々は,霞んでいた。




四番通りを東へ戻る。キタコブシのある木立では,ノブドウが色付いていたが、キタコブシの実は見分けが付かなかった。北の原野を見ながら歩く。収穫が済んだ馬鈴薯畑の手前に,咲き残りのシロバナシナガワハギを見付けた。夏に歩道脇を白く彩っていた植物の咲き残り。健気で愛おしく。カメラを向けた。




雲が様々な様相を見せる。立ち止まって空を仰いでいると,自転車に乗った中学生の一団が賑やかに通り越して行った。盲学校前のナナカマドの並木は紅葉が進み,華やいでいた。




今朝は前日の雲が消え,佳く晴れている。陶の作業が順調に進んだら,国道の南へ足を延ばしてみようか