07, 10. 2011 何処まで


下り坂の天候の予報が出ていた昨日は,正午過ぎまで青空が覗いていた。先週から,地方版のTVニュースで、熊の出没が報じられていたが,ついに朝刊にも記事が載った。札幌の西に連なる山々から、住宅地にも進出して来ているらしい。工房は、裏が山から続く沢なので,気に懸かっている。

2時を過ぎて雲が厚くなって来たので,夕食の素材を買求めに出かけた。義妹が旅行に出かけ,姪は遅くなるので夕食は不要ということで,弟と2人分の食事を作れば良い。午前中に浅漬けを漬けてあるので、和食にしようと献立を考えた。

彼方此方のヤマボウシが、実を落とし始めた。木よりも地面が賑やかになっている。一見美味しそうに見える実なのだが,何処のお宅も実を利用している様子が無い。




かなりの量のススキが植えられているお宅があった。葉に縞の班が入ったススキだった。この5分の1程の庭のタカノハススキでも切詰め作業が大変なのに,これだけの量なら大仕事になると,余分なことを考える。庭仕事をされる方々が散見された。暖かい内に秋終いをと、考えることは同じ。寒くなってからの作業は辛い。もう,冬囲いを済ませたお宅もあった。縛られた木が可哀相に思われる。




風が弱いので,四番通りを回り道しようと、住宅街を北東に向う。三番通りの北の住宅街で,林檎が赤く色付いていた。小振の実だが,随分数多く生っていた。種類は判らない。




もう使用されていない車庫のシャッターに,佳い図を描いて蔦が生え広がっていた。もう1軒のお宅では,庭から出た蔦が電柱に絡み付いていた。何処まで伸びて行くのか,強い植物なのが判る。低層を流れる黒雲が,広がり初めて来た。




高速道路の西の道を北へ向う。樹に絡まったヤマブドウが,佳い色になって来ていた。農場では牧草が刈られ,白い大きな袋に詰め込まれて転がっていた。飼料用の玉蜀黍は実が大分色付いて来ていたが,未だ収穫されてはいなかった。三番通りに戻り,買物を済ませる。家に近付く頃,雨粒が落ちて来た。






外は未だ暗いが,昨夜来の雨は上がっている様子。この先の雨は冷たく,暗くて気が滅入る。