01, 09. 2011 懐かしい庭


遠い台風の影響か、昨日は湿度が高く蒸し暑い一日だった。前日散歩をしながら思い付いた修正の方法を試みた。イメージ通りに事は運んだが、結果は乾燥を待たないと判らない。良い結果が出なければ、一からやり直しとなる。急激に乾燥せぬ様に、発泡スチロールの函を被せて、一段落させた。

2時過ぎに、夕食の素材を買求め方々、散歩に出かけた。支度の前に少し雑用もあるので、大回りをせず、南を少し廻る事にした。私大の所有地に張り巡らされたフェンスに絡んだガガイモの実が、大きくなって色付いて来ていた。二番通りを越えて、少し南の道を東へ進む。夏からずっと見ている畑に、珍しく人の姿があった。道路際の南瓜が大きくなり、中の一つが緑色になっていた。白味が強い色の南瓜かと思っていたが、成熟すると深い緑色になるものらしい。更に東のお宅で、ズッキーニが生っていた。ズッキーニは良く利用するが、生っているのを見るのは初めてのこと。






東の沢傍の小公園に向う。ホウノキの実が色付いて、離れた位置から実が見定められる様になった。手が届く程垂れ下がっていた大きな枝は、近隣から運び込まれた雪の為に折れて切られてしまったので、すっかり重心が高くなってしまったのが惜しまれる。また大きな実が落ちていた。先日拾った実は萎んで色が悪くなって来ているので、取り替えようと拾って持ち帰った。沢を背にしたお宅の小さなツリバナも、実が色付き始めていた。植え込まれて余り年数は経っていないと思われるが、良く実を付けている。





二番通りを越えて、沢の西の道を北へ向う。此処のイワガラミも、未だ完全に朽ちてはいなかった。急斜面の生えた樹に絡まっているので、近付くことは出来ない。住宅街を西へ戻った。塀の廻っていないお宅の庭で、最近は見ることがなくなった植物が花を付けていた。余り栄養の良くないえぞギク、ヒャクニチソウヤグルマギク、赤いのでケイトウかと思ったら、ホウセンカもあった。ホウセンカを見るのは随分久し振りのこと。消えそうに小さなセンニチコウの姿もあった。庭の奥の方で、かなり高齢のご婦人が、小さな椅子に腰掛けて雑草取りをされておいでだった。更に西のお宅の塀の前では、ホウズキが色付いていた。重陽節句とお月見を迎える月になった。





えぞギク    Callistephus chinensis キク科 アスター
ヒャクニチソウ Zinnia elegans キク科
ホウセンカ   Impatiens balsamina ツリフネソウ科
ヤグルマソギク Centaurea cyanus キク科