17, 08. 2011 コシアブラ


二番通りを越えて、北の沢の東の遊歩道に入る。僅かに漏れる薄日でも、結構蒸し暑く感じられた。サルナシの実が大分大きくなっていた。誰かが飛びついて引き千切ったのか、蔓が枯れて下がっていた。此の高さなら、誰も届くまい。



遊歩道を中程まで北に進んで、大きな樹が白い花を付けているのを見付けた。花序が放射状に開いた花だった。様々な種類の蝶が群れていた。黒い大きなアゲハも飛来したが、暫く待っても都合の良い位置には止まってくれなかった。始めて目にする花だった。家に戻って図鑑で調べ、花の付き方、色、開花期から、コシアブラというウコギ科の植物と同定した。奇妙な名称は、樹脂を漉して金漆(ごんぜつ)というウルシの様な塗料を作り、鉄の錆び止めとして使用したことに由来するらしい。




洗濯機を仕掛けて来たのを思い出し、住宅街を東へ戻る。先日見かけた紫色の花の植物は、更に背丈を伸ばして実を付けていた。イヌホウズキかも知れない。ネットにアサガオを這わせているお宅があった。青から斑入りのもの、白まで、様々な階調のアサガオが咲いていた。




塀と道路の間に馬鈴薯を植え込んでいたお宅では、馬鈴薯の収穫が済んで、跡には何を植え込まれたのか、双葉の芽が出ていた。塀の上の豆も、良く実を付けていた。




午後に入って、天気予報通り雨が降り始め、明けた昨日も雨は降り続いた。雨脚の強い雨ではないので、充分深く染込んだものと思われる。今朝雨は上がっていて、庭に出てみた。雨で頭が重くなった植物が倒れている。また大きなカタツムリが出ていた。コバギボウシが咲き始め、サギソウは花数を増やしていた。





コシアブラ Eleutherococcus sciadophylloides ウコギ科 ゴンゼツノキ