08, 08. 2011 ヤクシマショウマ


前日南の空の低い位置に、大きな半月が見えていたが、昨日も朝から快晴となった。9時少し前に、盆参りのお坊さんが見えた。来客もあって、何かと慌ただしかった。洗濯機を仕掛けて庭に出る。前日水を撒いていないので、多めに水撒きをした。

サギソウの蕾が上がっていた。本来湿地の植物の筈なので、多めに水をかける。大切にして多めに水をかけている植物の傍には、しっかりと雑草が忍び寄る。ヌスビトハギが盛りとなっていた。名称の由来のくの字の種子が出来たら、直ぐに切詰めないと、来春はヌスビトハギだらけになってしまう。




玄関前の植込みで、ヤクシマショウマが咲いていた。内庭のクロフネツツジの下でも、花が咲き始めていた。ショウマの中では、恐らく最小の種と思われる。背丈は20cmに満たない。繊細な白い花を付ける。




日曜日の夕食担当の姪から、外出で夕食時には戻らないので、前日と担当を代わって欲しいと申し入れがあり、不足の素材を買求めに出かけた。シラカバ公園傍のお宅に、大きなシロバナハギがあったのを思い出し、北西を回り道して行くことにした。南向きの庭ながら、傍の公園の木陰になる所為か、花は咲いていなかった。公園を抜けて西へ向う。過日見かけた空地のビロードモウズイカは、恐ろしく背が高くなり、頭頂の花を開いていた。大きな株の方は、2m50cmを超えている。生垣として植えられているハマナスの実が赤く色付き始めていた。子供の頃、お盆の供え物にするハマナスの実を糸で繋いで、数珠の様にしたものが青果店で売られていたのを思い出した。もう1軒、フサフジウツギが咲いているお宅を見付けた。此処の花は、紫色が強く感じられた。






三番通りを越えて、小公園が並ぶ道を東へ戻る。湿度が高く、札幌の西の山々は霞んでいた。シラカバの葉が随分道に落ちていた。道路から高く盛り土をして造られた庭のモクレンと思われる樹に、どう見ても蕾としか見えない白い物体が見える。季節を取り違えた開花が始まるのだろうか。






買物を済ませ、前日見かけたシロバナハギを見ようと、少し回り道をする。普段余り通らない道筋。大きな艶のある葉を付けた樹があった。青い実を付けた柿の木だった。団地で見付けた3本目の柿の木。南向きの庭の角にあるシロバナハギは、花の数を増やしていた。




ヤクシマショウマ Astilbe thunbergi var. terrestris ユキノシタ