13, 07. 2011 クサフジ


坂道の中間点にあるオニグルミの樹に辿り着いた。見上げると、かなり高い位置に実が生っていた。高速道路は遥か下になり、ファエンスにはツルウメモドキが実を付けて絡まっていた。




少し勾配の緩くなった道を南へ進む。四番通りへ出て西へ戻った。先日は咲き初めだったシロバナシナガワハギが、盛りになっていた。白い花序の間から、黄色い花序を出している植物があった。どうやらシナガワハギらしい。オオバクサフジも咲き揃っている。シロバナシナガワハギの奥に、クサフジを見付けた。夏花の響宴。歩道の南に続く、夏花を楽しみながら戻った。







一夜明けた昨日は、久々に朝から青空が広がった。相変わらず湿度は高い。用意してあったゴミ袋を集荷場所に運んだり、雨の後で一斉に吹き出た雑草を取っていると、汗が出て来た。からっとした天候なら、かなりの高温でも気にならず、昨年も高温の中を歩き廻ったのだが、多湿の天候は苦手。

自然発芽したシロバナコマクサに花が2輪付いていた。種子が飛んで、石の際で止まって発芽したもの。芽を出してから、4年程が経過している。「七変化」「富士の滝」に続いて、「黒姫」という名の額紫陽花が咲き始めた。






前夜の手仕事で不足の素材が出て来て、午後から札幌へ買いに出かけた。札幌の方が風が弱く、お湯の中を歩いている様な気分で、買物を済ませて直ぐに戻った。最寄りの駅で丁度良いバスがなく、中央の沢の木道を通って戻った。小さな実が、赤くなり始めていた。子供の頃庭にもあって、青い実を細竹を切って竹鉄砲を作り、此の実を詰めて飛ばしたことを思い出した。「鴉の実」と呼んでいたが、名称は判らない。白い花を付けていた記憶がある。少し背丈が伸びたキツリフネに、小さな蕾を見付けた。今月末には咲き始めるだろうか。




住宅街を北東に戻る。生垣のイボタ、満開に近いクリの花、彼方此方の庭で咲き始めた様々な百合が強い匂いを発している。夏花は匂いの強いものが多い。排気ガスの臭いよりはマシかと思いながら戻った。


クサフジ Vicia cracca マメ科