06, 06. 2011 トウグミ


朝方雲なく晴れ上がっていた昨日は、9時半を過ぎて大きな量塊の雲が出始めたが、陽射しがあって暖かな一日となった。前日削った蓋物の削りを進める。鉋を引く様に薄い粘土の層を削り取るので、中々捗らない。結構肩も凝る。気分転換に、庭を廻って見た。

ウスユキソウが咲き始めていた。随分種類が多いのだが、殆ど同定は出来ていない。もう少し咲き揃ったら、再登場させたい。チチコグサも色付いて来た。一昨年、家の西側に造った砂利混じりの植込みで、自然発芽したリシリヒナゲシが蕾を付けていた。空地が出来て、この植込みから移植した親株を見る。こちらも、植え替えで葉が少し傷んだが、生きの良い蕾を上げていた。






家の東側では、実生で育てたヤマシャクヤクが、開花寸前になっていた。その直ぐ奥に、昨、一昨年と2度蒔いたシロバナシラネアオイが芽を出していた。双葉は昨年蒔いた芽で、小さな葵型の芽は一昨年のもの。周囲が空いているのは、シロバナシラネアオイの大きな株を作ろうとしている為。南側で、残念な事態が発生していた。もう少しで開花しそうな、アツモリソウの蕾が傷んでいた。見ると、葉から立上がった茎の部分に、折れた跡があった。猫共が庭を出入りする折に、足で引っ掛けたのかも知れない。花が付くことが判ったので、来年は花が咲くまで、しっかり竹でガードすることにしよう。




前日北東の2軒のスーパーで、煙草のショーケースに品切れの紙が貼られていて入手出来なかったので、午後から駅前のスーパーに買いに出かけた。シラカバ公園を抜けて、東町公園に入る。トウグミの樹が花が盛りになっていた。昨年までは、下の方にも張り出した枝があって、手で触れることが出来たのだが、雪で枝が折れて重心が高くなってしまった。南の公園を抜けて、鉄道林の前の道に出る。冬の間、小鳥がよく止まっていた大木に、花か実なのか、丸いものが下がっていた。





青い帯の様に見えていたエゾエンゴサクは、もう地上部分が姿を消していた。西へ進み、中央の沢に達する。土浦在住のSさんに、エンレイソウの種子をお送りしようと思っていたので、オオバナノエンレイソウの種子が成熟していたら一緒にお送りしようと、沢に下りてみた。土手を埋めていた白く艶やかな花は実を付けていたが、未だ時期が早く採取を諦めた。樹の葉が茂り陽が射さなくなった沢の底で、ルイヨウショウマがひっそりと咲いていた。



駅前のスーパーにも煙草はなく、駅に隣接するコンビニを覗いて見た。レジの前にカートンが積まれていた。煙草を買求めにうろうろするのは叶わないので、2カートン買求めた。店員の女性が小箱を差し出して、籤の枚数が足りないと、しきりに謝っている。煙草を買いに来たので構わないと答えると、函の中のカードを全て取り出し、カードと籠を持って店内を走り廻り始めた。戻って来た女性が下げている籠には、様々な品物が入れられてあった。手早くビニール袋に入れて差し出された。欲しくないと云いたかったが、鼻の頭に汗をかいてらしたので言い出せず、受け取った。ずしりと重かった。暖かく絶好の散歩日和だったので、四番通りまで遠征しようと思っていたが、諦めた。住宅街の最短距離を北東に戻った。ツキヌキニンドウとコメントで教えて頂いた木を見に立寄る。3段の最下段の花が開き始めていた。数日で見頃になるものと思われる。ヒイラギナンテンの前を通ったら、もう花は殆ど落ちて、小さな実が生っていた。




今朝も良く晴れている。今週は気温が上がるらしい。花期が終ったクロフネツツジの剪定をしながら、実を取り去らなければならない。


トウグミ     Elaeagnus multiflora var.hortensis グミ科
ルイヨウショウマ Actaca asiatica キンポウゲ科