14, 05. 2011 僅かな晴れ間に


朝方上がっていた雨がまた降り出し、昨日は夕刻迄雨が降り続いた。時折薄日が射すが、雨は降り止まない。南の地方に酷い雨を降らせた雨雲が、北上して来たものとみえる。2日前に落葉や切詰めた茎を詰め込んだゴミ袋を集荷場に運んだ。シロバナエンレイソウが雨に打たれて咲き出していた。種子が零れて自然発芽した芽も大分年数を経たが、未だ花は付かない。オオバナノエンレイソウも蕾を上げて来た。シロバナシラネアオイが漸く芽を出して来た。シラネアオイに比べて、躯体が小さい。





ヒトリシズカの葉の間に、白い花弁が見えて来た。サンカヨウの蕾も大分大きくなった。クジャクシダが丸まった葉を広げ始めた。強い風もあって、もう梅の花が散り始めている。





前日出かけて出来なかった雑用のかたわら、陶筥の毛刷りを進める。地の白さが際立つということで求めた磁器粘土は、粘りに欠けて現在進めている方法では合わないかも知れない。前日工房で蓋物を作った粘土の感触とは、かなり異なる。区切りの良いところ迄と作業を続けている内に、4時近くなってしまった。前日、琴似と札幌の生花店を覗いたが、カンパネラがなかった。近間の生花店で、無ければ何か代用になる花を調達しようと、買いに出かけた。霧雨が降っていたが、間もなく晴れて来た。少し回り道をして、シダレザクラを見に立寄る。頭頂の良く陽の当たる部分が、僅かに開き始めていた。隣のやはり旧くからの家の庭に、サンシュユを見付けた。西の小公園近くで見付けた木よりも大きな樹だった。





北へ向って生花店を覗く。ピンクのカンパネラがあり、白い花はなかったので、代用にトルコキキョウを買求めた。三番通りを西へ戻る。紅葉が真っ赤な芽を吹いていた。先日見かけたライラックの蕾が、大分大きくなって来ていた。シラカバの葉も大きくなり、大分量感が出て来た。晴れていた空は雨雲に覆われ、すっかり薄暗くなって来ていた。





昨夜雨が降った気配はないが、今朝も風が強く雨雲が垂れ込めている。梅の花弁が、広範囲に落ちている。佳い季節の筈なのに、天候は中々安定しない。