12, 05. 2011 シダレザクラ


早朝空を覆っていた雲が切れ、昨日は久々の快晴となった。待ち望んでいた透明感のある五月晴れ。時間を追って気温も少し上がり、寒さを感じずに庭仕事が出来た。50cm強の奥行きの生垣が無くなると、植え込んである植物の位置に問題が出て来る。最少の仕事量でバランス良く納まる様に、考えながらの作業。2時過ぎ迄奮闘して、あと2割程を残すのみとなった。

陽光で、停滞していた梅の開花が進んだ。クロフネツツジの蕾が膨らんで、僅かに1輪花を付けた。未だ少し早いのは判っていたが、夕食の食材を買求めに出たついでに、回り道をしてシダレザクラを見に立寄ることにした。今日は工房へ伺うことになって居り、明日以降は雨の予報が出ている。




街路樹のシナノキの芽が伸びて、膨らんで来ていた。シラカバには、葉が出始めていた。白く見えていた半月は、昨夜明るく輝いていた。




シダレザクラは、予想通り少し時期が早かった。恐らくかっては農家だったと思われる旧いお宅は、団地の通常の敷地面積よりも数倍広く、庭木も大きく古い。東の道路に比較的近い位置にあるので、午後から出かけると逆光となり、余程良い天候でないと色が見え難い。何とか写真を撮って,東へ向った。もう1軒、シダレザクラのあるお宅を見付けた。こちらも未だ花は開いていなかったが、道路際にあって見上げるには好都合だった。






東の小公園のホウノキを見に立寄る。弾けた殻から、白い花弁が覗いていた。来週には開花が見られるかも知れない。東の沢のカラマツは、梢が緑に変わりつつあった。




二番通りを渡り、沢の西の道を北へ進む。沢は緑の量が増し、東側の土手にあるキタコブシの白い花が、緑の奥に見えていた。図書館前で見たエゾサンザシの様に、花の様に黄色く見える大木が続く。どうやら楓の新芽らしかった。





三番通りの小公園の窪地を取巻くヤマザクラも、見頃になって来ていた。先月伺った折には、工房の裏庭は未だ雪で出られなかったが、今日はどの様な様相を見せてくれるだろうか。