19, 04. 2011 滞る春の歩み 


午後から晴れる予報が出ていた昨日は、晴れ間なく暮れてしまった。午前中は時折雨も落ちて来た。予報が良い方に外れると得をした気分になるが、悪い方に外れると機嫌が悪くなる。雨の合間をみて、折れたカラマツの始末をした。枯れた樹ならもう少し切り易いのだろうが、生木は湿っていてとても切り難い。2本切って、カラマツが倒れる際に折ったナツツバキの枝を切ったら、息が上がった。掌も腕も痛んで来たので、切り上げた。



前日住宅街でエゾエンゴサクを目にしていたので、中央の沢の土手を見て来ることにした。東町公園を見ながら、一番通りを西へ進んだ。南向きの庭のお宅に、クロッカスとフクジュソウが、庭一面に広がっていた。双方共に、根でも種子の自然発芽でも増える。夏迄には地上部分が消えるので、余り邪魔にはならないのかも知れない。久々に気に入りの庭のお宅に立寄った。昨年見かけた丸い茎を抱く様な葉が段重ねに付く、名称不明の木に、大きな芽が出ていた。今年も葉や花を楽しませて貰えそう。南側の塀と道路の間には、紫色の小さなスミレが咲いていた。西隣のお宅では、ユキワリソウが咲いていた。






中央の沢の階段を通り、アンダーパスに続く道を南へ向う。青い土手を予想していたが、葉は緑色に広がっていたものの、開花は未だだった。前日のエゾエンゴサクは、背の石塀が早い開花に寄与していたらしい。オオウバユリの芽が彼方此方に出ていた。先日見渡して見付からなかったナニワズを見付けた。折れてはいなかったが、雪の重みで枝が地に着く様に傾いでいた。






鉄道林の前の道を東へ戻る。林の下にもエゾエンゴサクが咲くのだが、未だ30cm程の雪が残っていた。南の公園から、公園伝いに北へ戻った。コガラの姿が見受けられた。



家に戻って、昨年の日記を見た。4月19日に、エゾエンゴサクが登場していた。一昨年は4月15日。ここ数日の寒気で、春の歩みが滞っている。


ナニワズ Daphne jezoensis ジンチョウゲ科 別名 エゾナツボウズ