15, 04. 2011 雪の爪痕 


朝方の曇り空は高曇りとなり、昨日は9時過ぎには晴天となった。風も前日に比べて弱く、陽射しも強まった。洗濯機を仕掛けて、内庭の冬囲いの除去を始めた。中央部分のクロフネツツジ、2本のシャクナゲツツジアセビなど7本の庭木の冬囲いを取除いた。中央部分は、殆ど損傷なく冬を越した。問題は、外周の樹々。深く挿してある根曲り竹を引き抜くだけでも、掌が腫れ、腕が痛んだ。外周は未だ雪が残っているので、後日に廻した。外周の他に家の東西の冬囲いもあり、未だ暫くは奮戦を強いられそう。

2時過ぎに散歩に出かけた。前日公園が雪で通り抜け出来ずに廻れなかった、東の沢へ向う。ナナカマド公園の入口の雪の山が随分低くなったと見上げたら、シラカバの太い枝が折れていた。南東の公園のホウノキが気になり、少し南も廻ることにした。先日見かけたヒマラヤユキノシタが、花を開いていた。




南東の公園の雪も減り始めて、雪で押し潰されたベンチが転がっていた。ブルトーザーが押し上げた雪は殆ど融けていたが、近隣の人々が運び込んだ中央の雪の山は、未だ高かった。ホウノキの折れた枝は、未だ雪に半分程埋り、幹が割けた枝を支え切れるか判らぬ状態だった。2本あるモミジの枝が赤く輝いていた。此処のモミジの枝が、最も美しい。せっせと雪を公園に運び入れて、周辺のお宅の庭には雪が全くない。栽培花の芽に混じって、フキノトウが出ていた。前日作った味噌汁の香りを思い出した。




二番通りを越えて、東の沢の西の道に入る。ヤマブドウの芽が膨らんで、先端から葉の緑が覗いていた。ネコヤナギはすっかり長く伸びて、緑色を帯びていた。




三番通りを越えて、高速道路の西の道を北へ向う。小公園のヤナギが、緑色を帯びていた。農場の雪は殆ど融け、雪解け水が側溝に流れ込んでいた。この側溝では、マンテマやノイチゴを見ることが出来る。





四番通りを西へ戻る。車道に黒いものが動いていた。枯葉かと思ったが、頻繁に通る車に追われて、歩道脇へ移動して来た。小さな黒いネズミだった。車が途絶えた時、勢いよく駆けて北側の畑に飛び込んで行った。




北の原野の雪は、殆ど融けていた。馬を飼っている農家の特徴のある屋根が見えた。冬囲いの除去が終ったら、馬に会いに行こうと思う。東の空に、大分丸みを帯びた白い月が浮かんでいた。



昨夜は月が見えていたのに、今朝はすっかり曇って、強い風が吹いている。4本のカラマツが折れ,折れたカラマツが、ナツツバキの枝を折ったことが判った。後始末が大変そう。