07, 04. 2011 気温上昇
昨年この道立図書館の南を何度か訪れていたが、敷地の西側の道を戻るのが常で、敷地内を通る様になったのは、雪が高く積ってからのことだった。未だ草地には雪が積っていて歩けないが、雪が融けたら名札を見付けながら歩いてみようと思った。道路から確認出来た名札に、イヌエンジュという樹があった。ニセアカシアの別名を持つハリエンジュは馴染みの樹だが、イヌエンジュは初めて目にする名だった。家に戻ってから図鑑で調べると、オオエンジュの別名を持つマメ科の植物で、数本の花序が上を向いて伸びるものだった。花の咲く頃が、愉しみになった。もう国道に近い所に、ハルニレの名札もあった。
国道に出て跨線橋を渡り、団地に戻った。鉄道林に沿った道を東へ戻る。陽当たりの良い庭で、フクジュソウがすっかり開いていた。アンダーパスに続く道に架かる橋から、中央の沢を見下ろす。階段の雪が殆ど融けて、土手の地面が広がっていた。
公園伝いに北へ向う。南の鉄道林から、シジュウカラとヤマガラが飛んで来た。東町公園で、南のケヤキの梢を眺めて戻った。大きな樹木を眺めると、気分が伸びやかになる。
昨日も、前日に劣らぬ好天となった。アトリエで粘土の仕事をしていると、外が騒々しい。窓から見ると、猫達が庭に出ていた。義妹に尋ねると、今まで見たことのない白い大きな猫が来たのだと云う。内庭へ出てみたが、猫の姿はなかった。代わりに、土中から蕾を引き上げている白いクリスマス・ローズを見付けた。
午後、食材を買求めるついでに、北の方を廻った。シラカバ公園近くの赤い芽の植物は、また変化を見せていた。枝が折れかけたマンサクも、無事に開花した。もう昆虫が止まっていた。
北の沢を廻り、三番通りと四番通りの中程の道を東へ戻った。3つの小公園があった。トビの巣があるのではと思われる木立を、南から見ることが出来た。こちらからの方が、木立には近付き易いかも知れない。何時もは普段着の上にセーターを着込んで歩くのだが、セーターなしでも汗ばむ程の陽気だった。
西の山が霞んでいたが、今朝は曇り空。気温も下がっている。工房の周囲の雪は融けたのだろうか。ヤドリギの枝と実を、忘れずに持参しよう。