25, 02. 2011 雨近く


曇りのち雨の予報が出ていた昨日は、朝方の晴れ間が夕刻近くまで持続した。正午前の天気予報では、気温は既に8度を超えていた。前日と同様の南風だったが、午後に入って風は強まった。

手を付け始めたバッグを縫い進めた。身体に接するバッグの裏側に、外付けのポケットを付ける作業をした。手間はかかるが、外付けのポケットがあると、メモやハンカチ、ティッシュ等、いちいち雨蓋を開けずに取り出せて都合が良い。昼食後届いた郵便物の中に、友人の画家Tさんからの大きな角封が含まれていた。開封すると、書状と道新に時折掲載されるという辺見庸の「水の透視画法」という記事に切り抜きのコピーがどっさり出て来た。家で道新を取っていないことをご存知で、送って下さったもの。ずしんと来る重い文章なので、毎晩1枚ずつ読んで、書かれたことについて考えたいと思っている。



縫い代の始末に使用する両面テープが足りなくなりそうなので、買物かたがた散歩に出かけた。シラカバ公園の傍の、以前から屋根の雪が気に懸かっていたお宅で、雪か一気に滑り落ち、公園の敷地にまで届いていた。家の東側にある金属製の物置は、落雪で斜めに倒れ、歪んでいた。公園を抜けて東へ向う。枝折れが気になっていたナツハゼには、ヒヨドリの姿があった。黒い実を啄んでいたらしい。実が食べられるのは、酷い倒れ方だが、木は折れるのを免れているのかも知れない。




二番通りへ出て買物を済ませ、東へ向う。通りに近い東の沢に入ってみた。樹々の梢が夫々異なった色を見せて輝いている。芽が随分膨らんで来ていた。アカゲラの姿が見えた。良い位置に現れるのを待ったが、幹の影に廻り、やがて沢の奥へ姿を消してしまった。




二番通りを渡り、沢の西の道を南へ向う。一番通りも越えて、住宅街を西へ戻った。乱気流なのか、立ち上る雲が出ている。雲の量がだんだん増して来た。南の公園でキタコブシを見上げる。公園中央には巨大な雪の山。公園伝いに北へ向う。シジュウカラと思われる小鳥を見かけた。






雲が空を覆い始める。シラカバ公園の遊歩道は、雪が融けて小川の様になっていた。陽が落ちて7時を過ぎて雨が降り始めた。




今朝雨は止んでいるが、雲が垂れ込めている。雪の嵩は半分程に減り、家と雪の間に隙間が出来た。背丈の低い庭木は未だ雪の中だが、シャクナゲクロフネツツジに冠っていた雪は消えた。もう一雨あると随分融けそうだが、ことは一気には進まない。