02, 02. 2011 猫の目のように


前夜からの雪が降り続き、昨日の降雪量は20cmを超えた。折角嵩が減った雪が、新雪で高さを増し、庭はまた雪に埋もれた。食料が不足しているのか、数羽のヒヨドリが飛来した。前日の食べ残しの林檎を、余り争うこともなく食べている。順を待っているかの様なヒヨドリがいじらしかった。





巨大な円形の住居に暮す石器時代の様な人々の様子を、150日に渉って同居して観察した「ヤノマミ」を、4分の3まで読み進んだ。余剰の生産物や収穫物を持たぬ人々の暮しは、考えさせられることが多い。未だ雪が降っていたが、2時過ぎに散歩に出かけた。除雪や排雪が進んですっきりしていた道路も、また元の木阿弥。歩道のある道を南の東町公園へ向う。公園へ着いた頃には、少し陽が射して来た。一番通りを東へ向う。背後から陽が射して暖かくなって来たが、300mも進まぬ内に、また吹雪き始めた。東の沢の西の道を北へ向う。昨年秋に実を拾った小公園のホウノキは、近所から運び込まれた雪で半ば埋っていた。






前日に比べるとかなり気温が低い。指先が痺れて手がかじかみ始めたので、更に北を廻るのを諦め、二番通りを西へ戻った。彼方此方でブルトーザーに出合った。フル回転で作業を進めている。半分程西へ戻った位置で、また空が明るく晴れて来た。低層を流れる青黒い雪雲が、目紛しく変わる天候の要因。暮れるまで何度も晴れたり降ったりを繰り返していた。






今朝は雪は収まって、青空が見えている。今日から数日真冬日を脱出し、晴れ間が続く予報が出ているが、雪片付けに追われそう。