19, 01. 2011 束の間の晴れ間


朝方の雲の様子から、昨日はまた雪降りかと思われたが、雲が切れて午前中は良く晴れた。気温も高めで、窓に貼り付いていた雪も程なく融けた。出窓の小屋根に出来た氷柱から水滴が落ちていた。削り取った粘土で最後に成形した陶筥の蓋を削り、身も半分程削り取った。程良く乾きが進んだ目皿も、急須の内側に取り付けた。

午後に入って雲が量を増し、少し薄暗くなって来た。雪が降る前にと、散歩に出かけた。前日不完全だった除雪は、しっかり済んで道は歩き易かった。上空は曇って来ていたが、西の空が晴れている。雪のトン年るの用な歩道を歩くのも詰まらないので、国道の南へ出て、楽の学園大学の前の道を歩くことにした。トンネルの様な歩道を南へ向う。一番通りで信号待ちをしていたら、鳥の群が電線に止まった。ヒヨドリかと思ったが、少し様子が異なる。もう少し南の歩道にナナカマドの実が落ちていた。街路樹のナナカマドにも鳥の群。







跨線橋を渡ると、西の明るい空が見えた。国道を渡り、大学の正門の道を南へ向う。車道と歩道の境なく、除雪してあって、広々として気分が良い。学生が作ったのか、牛舎の前に大きな雪だるまが半ば雪に埋もれていた。




国道と平行して走る東西に伸びる道を、ヤドリギを眺めながら西へ向う。北西の空は晴れていたが、山が近く見えて、降雪が近いことが伺えた。






道立図書館前の道路に出た。北の国道へ向う。前を歩いている学生達が皆、途中で道路を西へ渡り図書館の敷地に入って行く。昨年迄は敷地内は除雪されていなかったのだが、通れる道があるのかも知れない。後に続いて図書館の北側へ入った。広く除雪された道が出来ていた。図書館の北側にも、ヤドリギが見られた。南のアカミヤドリギは、春迄見られない。道は北へ曲がり、国道へ続いていた。樹間を通る気持ちの佳い道。車が殆ど通らぬのが良い。





国道へ出て駅の跨線橋を渡り、団地へ戻った。除雪が済んでいた中央の沢の階段を降りて沢を渡り、住宅街を東へ戻った。振り返ると沢の樹々の隙間から夕映えが見えた。今日も雪の予報が出ている。もう直き大寒なのに、気温は高めに推移している。雪は寒さと引き換えなのか。寒くとも、雪が降らぬ方が良いのだが。