05, 12. 2010 嵐が過ぎて


昨日、数多くの警報や注意報の割には、低気圧の動きが早かった為か、風も雨も、余り酷くはならなかった。只、道東の方は冠水した道路の映像が出ていたので、日本海側よりも酷かったらしい。朝方降っていた雨も、正午前には小降となり、回復の兆しが見えた。地面の雪が消えると、薄暗さが酷くなる。

教室を終え、掃除を済ませた2時前に、前日ほぼ出来上がったバッグに付けた細いベルトの切り口を着色する為のマジックを買求めに出かけた。時折ポツポツと雨が落ちる程度だったので、傘をささずに出かけた。前日は風雨が強く出かけなかったので、少し回り道をして、東の沢を廻ることにした。すっかり葉を落としたフジが、長い実を下げている。寒さが来て、緑の莢が紫色を帯びた佳い色になっていた。朽ちる寸前のサンキライに、奥からスウィートピーの葉が伸びていた。雪も数度来たのに、未だ青々としている。優しげな花に似合わず、強い種なのかも知れない。




東の沢近くのお宅のベニシタンは、すっかり葉を落としていた。門柱の上に、シーサーが並んでいた。此のお宅の藤棚には、以前載せたが、大小様々な浮きが吊り下げられている。面白い装飾をされるお宅ではある。




東の沢も途中の公園も、枝が折れたり倒れた樹はなかった。三番通りの公園の奥の窪地に立寄る。葉を落としたカラマツが黒く空を突いていた。根元の僅かな窪地は、春にはエゾエンゴサクエンレイソウオオバナノエンレイソウが咲き乱れる。住宅街に取り囲まれた貴重なオアシス。






マジックインクと包装用の和紙とリボンを買求めて戻ると、西の空が僅かに明るくなって来ていた。時折落ちていた雨も止んでいた。




今朝は未だ雲の量が多いが、僅かに青空が見える。強かった風も止んで、嵐はすっかり治まった。