11, 11. 2010 ハンノキ


昨日は強い風に雨が混じり、気温も下がった。北西の風で雲の流れが速く、時折陽が射すが、長続きはしない。晴れ間をみて、前日切り取られたアジサイを片付けた。冷たい雨に打たれて、未だマンテマが咲いていた。



裁ち終わった革を繋ぐ作業が続く。布と異なりアイロンが利かぬので、縫い代は両面テープで処理をする。バッグと異なり大きいので、余分に買ってあったテープが不足になって来た。午後少し明るくなったのを見計らい、買物に出かけた。バス通りにある店で両面テープを調達し、北東のスーパーで買物をする手順。両面テープを買求めて、東へ向いながら、数日前に東北にお住まいのMIXY友の方が、ミヤマハンノキの写真を載せてらしたのを思い出した。少し回り道をして、東の沢の公園に向った。

日曜日に通った折は、未だ葉で見えなかった公園が、すっかり見晴らしが良くなっていた。色鮮やかだったヤマモミジも、大半の葉が地面を覆っていた。公園の南端に、良く似た実を付ける巨木がある。先日は未だ葉が多かったが、強風も手伝って、葉は殆ど落ちていた。目当ての実が露になっていた。





家へ戻って図鑑で調べると、ミヤマハンノキは落葉低木で、これ程大きくならないことが判った。枝分かれした3つの実は未だ固く、松毬の様に開いていなかった。細く垂れているのは、雄花の冬芽。春が来ると更に伸びて、褐色の房状になる。




住宅街を北へ進む。すっかり葉を落としたマユミの実が残っていた。小公園のヤマモミジも、葉が殆ど落ちてしまっていた。




買物を済ませて戻る途中、小雨に混じって霰が落ちて来た。強い風で、顔に当たると痛い。学校帰りの中学生が、大声で騒いでいた。今朝雨は上がっているが、気温が低い。外へ出たがった猫のアタローも顔を出して鼻をひくつかせ、出るのを諦めてしまった。


ハンノキ Alnus japonica カバノキ科