06, 10. 2010 北の低地へ


朝上がっていた雨がまた降り出し、薄暗い午前中だったが、昨日は正午過ぎから雲が切れて青空が広がった。濡れているので庭仕事は諦め、手仕事を続けた。2時を過ぎて、少し肩が張って来たので、気分転換に散歩に出かけた。広い空が見たかったので、北の低地に向った。前日雨で殆ど歩いていなかったので、五番通りを東へ向い、高速道路の西側の道を南へ向い、東の沢を廻って戻るルートを考えた。

風は北西の風で、余り冷たくはなかった。四番通りを渡り、坂道を下る。道の両側は幅1m 程除草機で植物が刈り取られてしまっていた。側溝に咲き残りのメマツヨイグサが咲いていた。葉や茎が僅かに色付いている。オオイタドリは、すっかり黄葉していた。道の両側に続く背丈の高い植物が、黄色い花を付けていた。空地や畑の縁に良く見る植物。2m を越す背丈になる。何と芸のない植物だと思っていたが、鮮やかな黄色の花だった。家に戻ってから調べたら、アメリカ原産のキクイモというキク科の植物で、地下に大きな塊茎が付き、飼料に利用されるとのことだった。






草原の西に駒ヶ岳が見えた。6月に見かけたノリウツギは、すっかり朽ちていた。五番通りを東へ進む。道端には、エゾノコンギクが咲いていた。






馬が出ていないかと、農家の裏庭を覗いたが姿は見えなかった。道路に面した馬小屋の壁の前に、キツリフネが咲いていた。中央の沢のキツリフネは、今年は見られず仕舞いになりそうだが、思いがけぬ場所で出会えた。高速道路の西側の道を南へ向う。側溝には名残りのミゾソバ、高速道路の土手にはエゾノコンギクが続いていた。





エゾノコンギク Aster microcephalus var. tezoencis キク科
キクイモ    Helianthus tuberosus キク科
キツリフネ   Impatiens nori-tangere ツリフネソウ科
ミゾソバ    Persicaria thunbergii var. thunbergii タデ科