17, 07. 2010 キキョウ


眩しい西日を受けて、ひたすら四番通りを西へ戻る。団地よりもずっと以前から拓けていた土地で、道路の両脇には街路樹が植えられ、その間を様々な園芸植物が彩っている。野菜を作っているお宅が多い。団地では殆ど見なくなったタチアオイの姿が見受けられた。かなり本格的な菜園があった。もう早稲のトウモロコシが実っていた。豆類、バレイショ等、数種の野菜がきっちり植え込まれていた。




街路樹が切れ、先日五番通りから南進した道路のもう1本東の道路に達した。進路を南へ変える。歩道にはみ出たヤドリギの寄生した大木を除けて、除雪の道がカーヴを描いていた道。春先赤味がさしていた樹木は、モミジの仲間だった。赤い葉影に緑色のプロペラの様な実が付いている。木立の北端に、白いクサフジが咲いていた。ヒヨドリソウの蕾が大分膨らんでいた。サワアザミは朽ちて、小振りのエゾヤマアザミが咲き始めていた。






三番通りまで南へ戻り、また西へ向う。高速道路の木立のヤマグワが、すっかり黒く熟していた。歩道沿いに、オカトラノオが咲いているお宅があった。夏の白い花は、清涼感があって佳い。




前日夕刻、西から黒い雲が広がって来ていたが天候は持ち直し、昨日は早朝から良く晴れた。伺うことを約束していた級友のお宅に持参しようと、気温の上がらぬ内に花を切って水を上げた。カスミソウの傍で、キキョウが咲き出していた。数カ所に植えてあるので、この先順次咲いてくれる。




家の西側に造った植込みで、マンテマが咲いていた。昨秋団地の北に広がる平原で採種し、あちこちに振り撒いておいたもの。もっと条件の良い場所からは発芽せず、砂利混じりの場所から出て来た。春から何度か雑草と一緒に引き抜こうと思ったが、常連の雑草とは異なっていたので様子を見ようと残しておいたもの。蕾も多数付けていた。鐘状の萼が特徴を表していた。マンテマは様々な種があるが、図鑑で調べた中では、チシママンテマが良く似ている様に思われた、この一帯に広がってくれると有難い。家の東側では、数種のアジサイが色付き始めていた。




キキョウ Platycodon grandifloria キキョウ科
チシママンテマ Silene reperns var. apoiensis ナデシコ