07, 06. 2010 アポイカラマツ


早朝は曇っていたが、7時前には晴れ上がり、今年初めての夏日の予報が出た昨日は良く晴れた。昨年秋に制作した、大きい作品の裏打ち作業に入った。場所を取るので、織り目を付けずに2つ折にした状態で保存してあったので、水張りをして平滑にする作業から始めなければならない。組合わせて展示の予定の作品で、大きなパーツ4点で構成してある。三六のボード1枚に収まるものから作業を始めた。ボードのサイズを超えるものは、予めボードを貼り合わせる必要がある。結構な大仕事。

水張りを済ませて庭に出た。初めて花を付けたヤマシャクヤクは、もう盛りを過ぎ、花芯を露にしていた。この花芯が、巨大な実を結ぶ。シラネアオイも散って、躯体を大きく伸ばして来た。そろそろ縛らないと、周辺の植物に陽が当たらなくなる。小さな種の形が出来ていた。エンレイソウも実を結んだ。放っておくと種を飛ばして増えるので、これも切り取りが必要。種から発芽した1葉の小さな芽は、花を付ける迄に10年程を要する。






アポイカラマツが咲き始めた。葉も小さいが、花は7mm程の極小のもの。少し離れた位置からでは、花に気付かぬ程小さい。小さな花ながら、複雑な造りで、繊細な花。




ニシキギも花を付けた。小さな緑色の花で、これも目立たない。秋には赤い実を付け、華やかに装う。白花に遅れて、紫色のミヤマオダマキも開花した。




3時過ぎに予定が入っていた所へ、MIXY友のKさんからメッセージが届いた。近くに来られた折に立寄られたいとのこと。昨日も野幌までお出かけの用がおありとのことだが、お見えになる日時は書かれていない。個展準備も最終段階に入り、時間に追われているので正直気が重い。3時以降は予定が入っていると返信を送った。水張りした作品の乾きを待ちながら、雑事をこなす。1時半を過ぎても連絡はなく、予定の為の買物があって家を出た。先日見た咲きかけのズミが気に懸かっていたが、余り時間がない。買物を済ませ、東町公園を通って戻った。

発芽が遅れていたプラタナスが葉を広げ始めていた。街路樹のプラタナスは酷い剪定を受けて哀れな姿だが、此処のプラタナスは伸びやかで姿が佳い。先日は蕾が多かったトウグミは、すっかり開いていた。





黄ばんだ茶色を帯びていたケヤキは、葉を広げていた。下に伸びている枝を見ると、葉の付け根に赤い殻の様なものが見えた。この色が全体を茶色を帯びて見せていたと思われる。大木を見上げるのは、気持ちが良い。




家に戻ると、僅かな時間の間にKさんが見え、庭を廻って帰られたと、義妹から報告があった。日時の連絡があれば、行き違いがなかったものを。代わりに猫のアタローがお相手をしたと、義妹が話していた。


アポイカラマツ Thalicurum minus var.hypoleucum キンポウゲ科
ケヤキ     Zelkova serrata ニレ科
トウグミ    Elaeagnus multiflora var. hortensis グミ科
ニシキギ    Euonymus alatus ニシキギ