25, 04. 2010 ワサビ


午前中数度雨が降ったが、11時過ぎから雲が割れて、昨日の午後はは久々に晴天となった。教室を終え、床を磨いて作品を貼り込み、今日からの仕事の段取りを整える。モデルの野菜の処理をし終えて、庭に出てみた。

明るい陽光に誘われる様に、ワサビが花を開いていた。小さな花ながら、凛として気品のある花。




北東にあるスーパーへ買物に行く用があったが、先日来気に懸かっている奇怪な芽がどの様になっているのかと、西と北を大回りして行くことにした。白樺公園の北の方を目指す。蛇腹の様に折畳まれていた部分は広がって赤い葉となり、波打っていた。中心の球形は、赤味を一層増していた。ここ迄変化しても、植物の種は思い当たらなかった。住宅街を西へ進んで、北の沢を目指す。春早いクロッカスは、何処のお宅の庭にも見られるが、庭中にクロッカスが広がっているお宅があった。夏迄には地上部分が消えるので、邪魔にならないのかも知れない。




北の沢の遊歩道を北へ進む。すっかり雪が融けた林へ入ってみた。落葉の中からエゾトリカブトが芽を出していた。三番通りへ出て西へ進む。沢の西の遊歩道へも少し入って見る。陽が明るいので、梢の色の変化がよく分かる。一際緑が感じられる樹があった。近寄ってみると、ネコヤナギだった。






三番通りを西へ向い、駅前から続く道を北へ進んだ。四番通りの北には広大な空間が広がっていて、好天の折にはとても気持ちが良い。歩道の脇で、オオイヌノフグリを見付けた。この様に可愛らしい花に、何たる命名か。農場に、鯉のぼりが泳いでいた。鯉のぼりは青空に良く似合う。




広い空間を楽しみながら、東へ戻る。白樺公園の北に位置する沢で、大きなコブシの樹を見付けた。花の時期には、是非見てみたい大きな樹だった。雪捨て場の雪は砕かれはしたものの、未だ大量に残っている。何時になったらこの雪山が消えるのだろうか。




畑が耕され、周囲の空間が緑色を帯び始めていた。農場の角を曲がって、スーパーへ向う。頭の上で羽音がして、カラスかと首をすくめたが、数羽のハトだった。トウモロコシの実でも落ちているのか、畑に群がって啄んでいた。




昨夜雨が降ったらしく敷石が濡れているが、雨は上がって青空が広がって来た。佳い仕事日になりそう。


ワサビ Eutrema japonica アブラナ科