16, 04. 2010 ヤマシャクヤク


厚い雲が切れ、9時過ぎには陽が射し始めた昨日は、気温は上がらず、風も強かった。戻った陽射しで、仕事を進める。陽光は何よりのカンフル剤。不定形ながら、15号程の小品が気分良く仕上がった。5分の1程のサイズで試みているものも出来上がった。試みで、様々なデータが得られた。

庭の雪は、家の左右の屋根からの落雪と内庭の外郭を残して、殆ど融けた。仕事の合間に、発芽の状態を見回る。小さなチシマヒナゲシが、葉を開いていた。昨年の種が零れて発芽したもの。バイモは、3cm程に伸びていた。背丈が高くなるクリスマスローズが蕾を持ち上げていた。





未だ雪が残っている外郭部分で、カタクリヤマシャクヤクの赤い芽を見付けた。宮崎在住のナチュラリストA さんは、山で見付けられたヤマシャクヤクの蕾の写真を載せておいでだったが、葉を開き、蕾を持つまでには、あと一月を要する。




2時過ぎに散歩に出かけた。南西の駅前に用事があったが、前日余り距離を歩いていなかったので、大回りをして北の四番通りを通って行くことにした。大きな量塊の雲が、北西から流れて来る。雪捨て場の雪山は、ブルトーザーで大きな塊に崩されていた。西の牧草地では、牧草が少し伸びて、緑の絨毯が広がっていた。




更に西の駅前から続く道を南へ向う。三番通りまで戻り、少し寄り道をすることにした。ヒバの生垣が続く道を東へ戻る。ホウノキと思われる樹が、大きな芽を付けていた。




雪が融けた北の沢の西側の遊歩道を南へ進んだ。ネコヤナギが綿毛を光らせている。池の氷は溶けて水量が多く、池にはり出された木造のデッキの踏板が水没していた。
二番通りを渡り、中央の沢の西の遊歩道を南へ進む。池の南端の日陰の部分に雪が残っていたが、雪は殆ど融けていた。





遊歩道を抜けて駅前で用事を済ませ、気に懸かっていた階段下の土手に立寄った。僅かに緑が見えた。近寄って見るとエゾエンゴサクだった。5cm位になっている。開花は間近い。




駅前を東西に走る道を東へ進み、公園伝いに北へ進んで、東町公園へ立寄った。此処の雪も殆どなくなり、公園を斜めに横切って、ケヤキを見上げて戻った。



二番通りが近付く頃、空には彩雲が出ていた。今朝は雲は多めながら、晴れて陽射しが明るい。冬囲いの竹を外さなければならいが、少し気温が上がりそうなので、仕事の合間に少しずつ外して行こうと思う。


カタクリ     Erythronium japonicum ユリ科
クリスマスローズ Helleborus orientalis キンポウゲ科
チシマヒナゲシ  Paparer miyabeanum ケシ科
バイモ      Fritilaria meleagris ユリ科
ヤマシャクヤク  Paeonia japonica