15, 02. 2010 遠い春


午前中晴れとの予報通り、昨日午前中は前日に劣らぬ晴天となった。メインになるパーツに合わせて、準備した様々なパーツを引き切りで切った形を組み合わせ、大きな流れを作った。細部に少し迷いが出て、頭を休めようと1時半過ぎに散歩に出かけた。空は雲が広がり、薄日が射す程度だったが、風がないので寒さは感じなかった。

小一時間、北の沢を廻って来ようと、白樺公園に向った。中通りの角のお宅の雪の高さに驚いた。排雪で削り取られた雪の壁が、2mを超えている。角に物置があるのと、ブルトーザーが2方向から雪を押し付けるのが原因と思われる。白樺公園の入口に出来ていた雪山は、綺麗に削り取られて広々としていた。




東西に走る道路と北の沢の交点には、ブルトーザーが押し出した雪が、沢に迫出している。ダンプと呼ばれる大きな除雪の器具に雪を乗せ、運び込んでいる人の姿もあった。遊歩道を北へ進み、トチノキを見上げる。傍に電柱がある為か、剪定の跡が見えた。新芽が随分膨らんでいた。トチノキの傍も東からブルトーザーが押し出す雪で、幅広く沢に雪が迫出している。かなりの斜面になっているので、重機の深いタイヤの跡を辿って登り、沢を見下ろした。深く雪を冠って、池は広がっていた。過日対岸を歩いて見下ろした木製のデッキも、足の部分が見えなくなる程雪に埋っていた。





滑らぬ様に気を付けて雪山を下り、坂に続く住宅街の道を東へ戻った。以前かまくらがあったお宅では、かまくらが改装?され、アイスキャンドルが並べられてあった。小振りの雪だるまの腹部が穿たれてかまくらの様になり、中にグラスが置かれていた。アイスキャンドルは、他のお宅でも見受けられた。





更に東へ進むと、カーポートの屋根から面白い形の氷柱が下がっているお宅があった。屋根は凹凸のある金属板で出来ていて、その波形が変形の氷柱の成形に貢献したらしい。




白樺公園近くで、小鳥を見かけた。シジュウカラだった。ズミの実を忙しなく啄んでいた。道路脇の雪の壁に、ノバラの実が付き出していた。実はすっかり凍って変色し、黒ずんでいた。柿の木のあるお宅の前を通った。あれ程生っていた実は、殆ど食べ尽くされ、僅かに3個の残骸が、枝に残っているだけだった。




迷っていた細部の処理法を決定して戻った。今朝の空は雲が多いが、僅かに青空も見える。早い時間に、膠で貼り込む作業を終えてしまいたい。