28, 01. 2010 吹雪が止んで


朝方の雲が切れて、昨日も10時を過ぎて陽光が射した。えらく得をした気分で仕事に入る。数日前に義妹がシャクナゲの冬囲いの竹に林檎を挿していたのだが、ヒヨドリが見付けて飛来した。凄い食欲で、家の中から猫達が威嚇の鳴き声を発しているのをものともせず小一時間食べ続け、4半分をたいらげて飛び去った。




仕事が一段した午後、買物に出かけた。野菜を買うのが目的なので、北東のスーパーへ向う。前日陽光を惜しんで、散歩に出かける時期を逸していたので、少し大回りをして行くことにした。北へ向い三番通りを超えて、四番通りを目指す。通りを渡って、少し北へ進んで西の雪捨て場の様子を見た。雪の山は一段と大きくなり、北と東に迫出していた。東に迫出した雪で、大きなトラックの姿が半ば隠れている。相変わらず、ひっきりなしにトラックが出入りしていた。



四番通りに戻り東へ向う。歩道脇の雪が高くなって、セイタカアワダチソウヨモギの先端が僅かに顔を出している。昨日朝に拝見した、S大M教授のブログで、名前の分からなかった小さな赤い実を付ける樹は、ズミという樹であることが分かった。図鑑で調べると、コリンゴ、ミツバカイドウ等の別名を持つ、バラ科 リンゴ属の樹で、5〜6月にかけて白い花を咲かせることが分かった。数本見付けてあるので、花も楽しめる。




西の農場の角を南へ向う。新雪で輝く雪原の縁に、オオマツヨイグサが頭を出していた。数多く付いている実は口が開き、種は残っていなかった。軒に氷柱が盛大に出来ているお宅があった。窓に板が打ち付けられてあったので廃屋かと思われたが、玄関には雪掻きの道具が立て掛けてあった。気密性に問題があって、屋内の熱が逃げ出しているものと思われる。




買物を済ませて戻る途中、陽光が雲を虹色に染める彩雲を見た。簡便なカメラで肉眼よりは甘い姿しか捉えられなかったが、何とか記録されていた。





どの様な気象条件の折に現れる現象なのかは分からないが、帰り道暫く虹色に光る雲を楽しんで戻った。昨日三ヶ月の長期予報が出て、根雪が消えるのは4月初旬と報じられた。雪との闘いは未だ続く。