13, 01. 2010 国道の南へ


北米やヨーロッパでの雪害の様子が報じられていたが、今の所積雪は少ない。昨夜僅かに降雪があって庭木に雪の華が咲いているが、雪は止んでいる。今朝の天気予報では、鹿児島や長崎にも雪の予報が出ていた。例年この時期なら、九州とは10度以上の温度差があるのだが、気温差は5・6度で、寒気が南の方に下がっているのが分かる。福岡空港の降雪の映像が流れていたが、高めの気温で降る雪は重く、交通障害を起こし易い。混乱が起きぬ様に祈るのみ。

朝晴れ間の見えた昨日は、時間を追うごとに空の青さが増して、気分良く仕事を進められた。明るい陽光が雪に反射して光を増し、作品の青が踊る。この状態での制作が、一番望ましい。床に貼り付いた2点を交互に仕事を進めたが、2時を過ぎて施した絵具が乾かず、加筆が不能になったので切り上げた。前日僅かな薄日を追って仕事を進め、散歩に出かける時期を逸してしまったので、天候が良いので長い距離を歩くことにした。無理のない程度に歩いた方が、体調は良い。国道の南を廻ってみようと南へ向った。

途中コメツガのあるお宅へ立寄る。土浦在住のMIXY 友のS さんが、コウヨウザンという小さな枝ごと落ちる松毬を紹介しておいでだったので、コメツガの松毬がどの様に落ちるのかが気になっていた。道路に張り出した枝の下の雪に、半ば埋った松毬を1つ見付けた。壊さぬ様にそっと掘り出して頂戴した。無断で写真を撮ったり、松毬を拾い出したりと怪しげな行動をしても、人通りが全くなく振り返って訝しげな視線を投げかけられずに済むのが有難い。家に戻ってから、昨年錦山神宮で拾った松毬と写真を撮った。





国道を渡って、ナナカマドに寄生しているヤドリギを見ながら東へ進む。未だナナカマドの実が残っていた。ナナカマドの並木が途切れた所から南へ曲がり、酪農学園大学の敷地へ入る。車の往来はあるが、「トラクター優先」と立て札が立てられいる道路。過日訪れた折に南へ進みたかったが、買物の途中で諦めて戻った道。




干し草のロールが、延々と並んでいた。松並木の道を南へ進む。煉瓦建ての建物が多く、雪に映える。更に南へ進むと、東西に走る道路に出た。その先は坂道になっている。もう少し南へ進んでみることにした。大学の施設が樹間に建ち並んでいた。動物博物館という大きな建物もあった。広い駐車場の端迄進んでみた。原始林の端と思われる場所に出たが、柵が張巡らされていて南へは進めず、坂を下って大きな道路迄戻った。当地へ越して来たばかりの頃は、何処からも原始林に入れたものだが、近年は管理が厳しくなっているものとみえる。






同じ道を戻るのは詰まらないので、この道を西へ進んでみることにした。