09, 01. 2010 冬枯れの沢 


久々の中央の沢の東の遊歩道に入る。夏には鬱蒼としていた沢も樹々の落葉で、沢の西に並ぶ5階建てのアパート群や、団地に入る道路を行き交う車が透けて見える。道は綺麗に除雪されていたが、東に伸びる道路との交点は、団地内を除雪するブルトーザーが雪を押し付ける場所になるのか、広く除雪されて沢の際に雪が積上げられていた。遊歩道に接する人が住まなくなって更地となった空き地に、背の高い植物が立ち枯れていた。根元に僅かに残った葉を見ると、コスモスだった。以前の住人が植えていたものらしい。新しく家が建った場所もあるが、散歩を続けていると、更地が増えているのが分かる。更に北へ進むと、赤味の強い立枯れの植物があった。近寄って見ると、ミズヒキだった。庭のミズヒキは、種が飛ぶ前に早々に刈り込むので、この様な姿を見たことはない。珍しく小さな氷柱を見付けた。住居のものではなく、車庫に出来た氷柱だった。バス通り迄戻り、池を覗いて見た。凍った水面は雪に覆われて、静まり返っていた。





二番通りを渡って、遊歩道を北へ進む。昨年日記に載せた緑色のツタを探す。名称が分からなかったこの植物は、日野在住のMIXY 友のHさんが、キヅタではないかと教えて下さった。図鑑で調べると、常緑のつる性木本のウコギ科の植物。葉の形が少し異なる様な気もするが、特徴のある丸い花と実を付ける。春になって、どの様に変化するのかが愉しみな植物。




遊歩道を三番通り迄進んで戻る予定だったが、晴れている割には気温が低く、手がかじかみそうになって来たので、途中で東へ戻った。白樺公園近くで、柿の木のあるお宅へ立寄る。すっかり凍って黒ずんだ実は、鳥に啄まれた跡があった。雪の上に、果汁の跡が残っていた。食料が不足になって、食いしん坊のヒヨドリでもやって来たのだろうか。



週間予報には、今日からずらりと雪だるまのマークが並んでいる。少し明るくなり始めた戸外は、昨夜の雪がうっすら積っているのが見える。快晴の昨日、一昨日は、本格的な雪の前の“お年玉”だったのかも知れない。