07, 12. 2009 予報外れ 


大荒れの予報が出ていた昨日、目紛しく変わる天候ながら晴れ間も出て、思いがけず仕事が進んだ。予報は悪く外れると不快な気分になるが、良い方に外れると得をした気分になるのが面白い。一度驟雨があったが、雹も雷雨もなかった。今日は雪の予報。未だ暗い戸外は白く見えるので、雪が降り積もっているらしい。

絵具が乾く間を見計らって、散歩に出かけた。過日見たヤドリギが気に懸かったが、余り時間に余裕がないので、小学校の傍のヤドリギの様子を見ることにした。大きなシラカバの梢に寄生しているヤドリギは、かなりの大きさがある。実が少し目立って来た様にも感じられたが、大きな変化はなかった。図鑑を調べると、果実が黄色いヤドリギと、果実が赤く熟するアカミヤドリギの2種があるらしい。クリスマス リースの様な赤い実のヤドリギを期待していたが、此処の実は黄色なのかも知れない。小学校の南の公園に入る。大きなニオイビバが実を沢山付けていた。先日見付けた大きなケヤキの樹を眺めながら、公園の南側へ抜ける。車道を挟んで公園は団地の南端の一番通り迄続いているが、この小学校の南側の部分が最も広くなっている。時間を考慮して南へ進まずに東へ進んで、未だ通ったことのない道を選び、東のナナカマド公園へ向うことにした。




南向きのお庭に、ヒメアオキが冬囲いされているのを見付けた。かなり大きな木だった。一番通りに近い公園で見かけた、ヒメアオキの群生が、好ましく思い出された。常緑の広葉樹が、戸外で越冬出来るとは思ってもいなかった。ナナカマドの公園近くに、鉄柵に絡まるサンキライの実を見付けた。来年の花や葉を愉しみに、場所を頭に入れる。




普段買物の行き帰りに通る東のナナカマド公園の大分南の地点に出た。未だ葉を付けている樹があった。大きなクリの木だった。下の叢に、落葉と一緒に毬が落ちていた。





もう手が廻らなくなったのか、荒れ放題のお庭があった。生垣のイボタが剪定されずに、枝を伸ばしている。良く見ると、黒い小さな実が沢山付いていた。




寒空に葉が落ちた枝に付く黒い実は、うら寂しさを助長していた。