31, 10. 2009 名称不明の樹々 


最近の天気予報は、余り当てにはならないことが多い。昨日も晴れ間はないはずだったが、時折陽が射して、思いがけず仕事が進んだ。良い方に外れると、得をした気分になるのが面白い。例年日が短く、不安定な天候のこの時期は制作をしないのだが、晴天を期待していた初夏から夏にかけての最も気候が良く日の長い時期に、雨が続いて仕事が捗らず、晴れ間を見ては仕事を進めている。鬱気分に落ち込まぬのが有難い。3日に出ていた初雪の予報は、今日に早まった。

切詰めた植物を入れたゴミ袋を引きずって、集荷の場所に何度も運んだ。何時もより積上げられている袋の量が多く、どの袋も、落葉や切詰められた植物が透けて見える。庭は落葉の量が増したが、通路以外は落葉は放置してある。雪と落葉は、植物達にとって良い保温材となる。

仕事が一段落して、今日のモデルの果物を買いに出かけた。風が滅法冷たい。道筋を1本遠回りをして、先日見付けたコブシの実の様子を見る。余り大きな木ではなく実の数も少ないが、道路に出た枝に立派な実があって都合が良い。買物がてら、時折様子も見ることが出来る。もう、冬囲いを済ませたお宅があった。専門の方の手に因るしっかりした冬囲い。




以前見かけていた赤い実が生っていた木が、実を濃紫色に変えていた。最上部の写真の木。花の時期を見ていないので、図鑑を調べてみたが、同定不能だった。黄色く色付いたボケの実も見付けた。今年は、クサボケに実が生らなかったことに気付いた。




更にもう1種、名称不明の木を見付けた。低灌木で、広く枝を広げている。小さな赤い実が沢山付いていた。どの様な花を付けていたのか、来年花の咲く頃に、2種の木を見る愉しみが出来た。先日林檎の写真を載せたら、MIXY友がシナノスイートという種についてコメントを下さっていたので果物売り場を入念に見たが、大半が道産の林檎で、見当たらなかった。帰りがけ通った家が取り壊された空き地では、以前の住人が植えられた小さなシュメイギクが未だ花を付けていた。




コブシ   Magnolia praecocissima モクレン科 
ボケ    Chaenomeles speciosa バラ科
ナツハゼ  Vaccinium oldhami ツツジ
ベニシタン Cotoneaster horizontalis バラ科


追記:名称不明の2種は、MIXYにコメントを頂戴して、ナツハゼとベニシタンであるこ
   とが判明した。幾分の期待を持って載せたものに、早速コメントを戴き感謝に堪
   えない。