12, 10. 2009 コブシとヤマボウシ 


昨日は風が強く、雲の流れが速く、時折雨も降り出す不安定な天候だった。在札の方々のブログには、立方体の雹や球形の霰の写真が登場した。何時も拝見しているS 大M 先生のブログに因ると、5mm以上のものを雹、5mm以下のものを霰と呼ぶらしい。札幌より何時も2度位は低温になる筈の当地には、雹も霰も落ちては来なかった。

午前中、大車輪でアトリエの床を磨いて和紙を張り込み、日常の雑用を手際良く片付けて、怪しげな天候の中を、散歩に出かけた。主目的は北東にあるスーパーでの買物だったが、一昨日の日記に、MIXY友が、「 冬が来ますのに、頑固なコブシさんですこと。」とコメントを寄せられ、コブシのその後の状態が気に懸かっていたので、最初に見付けた大きなコブシを見て来ようと思い立ち、正反対の西へ向かった。上は白樺公園の写真。鉄製の柵が切れた所を左折すると、シラカバの並木が続き、バス通りへ達する。遥か前方に見られる木立が、中央の沢。沢迄辿り着いて、一度も歩いた事がない沢の東の遊歩道を北に進み、団地の北外れの道を東へ戻ろうという計画。公園を抜けて暫く行くと、最後に見付けたヤマボウシのあるお宅に辿り着く。葉はすっかり紅葉して、赤く熟していた丸い実は、ナツツバキの実に良く似た種子に変わっていた。過日、公園で拾った実を蒔いておいたが、少々未熟で早過ぎたらしい。




更に西へ進んで、大きなコブシのあるお宅に辿り着く。葉が僅かに黄ばみ、実が色付いて、樹の様相が変わっていた。今迄葉に紛れて気付かなかった実が、数多く姿を見せていた。何れも深い赤に色付いているが、実は割れていない。雪が来る前に、中の実が出て来る事はないのかも知れない。







中央の沢にたどり着き、最初に見付けたヤマボウシのあるお宅の木を見る。こちらのお宅の実は未だ赤く、葉も余り紅葉していなかった。今年は、花の時期から実の時期迄、随分楽しませて頂いた。何時もは南へ向かう遊歩道を南へ向かわず50m程東へ戻り、始めて通る北へ抜ける遊歩道へ入った。




コブシ   Magnolia praecocissima モクレン
ヤマボウシ Cornus kousa ミズキ科