20, 08. 2009 もうススキが・・・


昨日の雨は上がって青空も覗いているが、風が強く肌寒さを感じる程。夕刻からのコンサートを愉しみにしていたが、予報通りならば夕刻からは雨で、折角の緑に囲まれた空間でのコンサートも、雨に閉じ込められた空間でのものとなりそうなのが惜しまれる。来年の個展会場に流れ、反響する音の軌跡を確かめて来たいと思っている。

買物の前に予定変更して散歩をすることになった後半、中央の沢へ何時もと逆に北から下りて南へ抜けてみた。急勾配の階段を下りて木道を南へ進む。前回咲き初めだったキツリフネが咲き揃っていた。




木道の外れで、キンミズヒキを見付けた。沢の底は、黄色い花で埋められていた。沢の中央に出たが、小川には水が流れていなかった。橋を渡って、西側の遊歩道を南へ進む。生憎遊歩道の両側は一定の幅で草が刈られ、野草の姿がない。遊歩道の南限の階段を上り、駅から続く鉄道沿いの道路へ出る。北側にのみ歩道が設置された歩道の脇は草が刈られていたので、道を南へ渡って、車道の脇の草地を東へ進む。




右手が少し開けた場所に、ススキが赤い穂を出しているのを見付けた。夏の終りを実感する。庭のタカノハススキには、未だ穂が出ていないが、遠からず穂を出すものと思われる。
  

 
 



北側の歩道へ戻り、沢の東側の遊歩道を北へ進む。沢の中央の階段まで戻って、もう1軒ヤマボウシのあるお宅があることを思い出し、遊歩道を外れて住宅街に入った。こちらのお宅のヤマボウシは種類が異なるのか、未だ花を付けていた。少し花の数が減ったとはいえ、未だ緑がかった花が多く残っている。花はもう2ヶ月も付いていることになる。人通りがないのを幸いに写真を撮り、団地の住宅街を気分に任せて道を選んで曲りながら北進していたら、曲り角の道路と敷地の間の土地に、ヤマハハコが植え込まれているのを見付けた。以前庭にも沢山あって、ドライフラワーにしたことを思い出しながら写真に収めた。




キツリフネ  Impatiens noli-tangere ツリフネソウ科
キンミズヒキ Agriminia pilosa var. japonica バラ科
ススキ    Miscanthus sinensis イネ科
ヤマハハコ  Anaphalis margaritacea ap. margaritacea キク科
ヤマボウシ  Cornus kousa ミズキ科