28, 07. 2009 ヌスビトハギ


昨日午後から降り始めた雨が、未だ降り続いている。記録的な大雨となった九州北部と中国地方の雨は上がったが、大きな被害をもたらした。1時間に100mmを超える雨が降り続いては、山間部も都市部も被害が出ても不思議はない。佐賀在住の陶芸家 T さんの工房は、被害がない事が分かり安堵した。

細い花序に小さな蝶形花を疎らに付けるヌスビトハギが咲き始めた。卵形の3枚が組合わさった葉は質感も色も柔らかく、細い花序の小さな花との映りが佳い。優しい姿に似ず繁殖力は旺盛で、せっせと切り花として活用し、秋には早めに二節の鞘が付いた花序を切詰めているが、春には驚く程多くの芽を出し、広がらぬ様に除去するのが大変な程。道路に面した植込みに植えてあるのだが、時に内庭にも進出しているのに驚かされる。自然の野山では、大きな群落を形成していると思われる。




ツワブキが艶のある葉を拡げている。夏に気温が高い年は、雪が来る前の晩秋に黄色いタンポポの様な花を付けるが、今年の冷夏では、花は望めまい。ツワブキの近くのワレモコウが花序を伸ばし、蕾の先端が、僅かに色付いて来た。数カ所に植えてあるので、この先副えの切り花として活躍してくれそう。





ツワブキ   Farfugium japonicum キク科
ヌスビトハギ Desmodium oxyphyllum マメ科
ワレモコウ  Sanguisorba officinalis バラ科