18, 07. 2009 オオウバユリ


7時過ぎから晴れ上がった昨日、好天とは裏腹に、大雪山系の二山での痛ましい遭難のニュースが流れた。前夜、20mを越す風雨と遭難の状況から犠牲者も予測はされたが、夏山での10人の犠牲者は、異常な出来事と思われる。大雪山系を縦走する旅行社が企画したツアーへの参加者は、何れも関東以西にお住まいの方々で、30度を超える地から充分な時を経ずして、例年なら最も佳い時期の筈が、異常気象の中での体力消耗に見舞われたのが痛ましい。

1年余続けていた日記を、写真の容量が不足となって、このブログに移してから半月が経過した。何とか日記は掲載しているが、ブログが持つ機能は、殆ど理解出来ていない。漸く日記を作成すると、コメント欄が現れなかったり、訪問者の動向が現れるカウンターを申し込んでも、数値が0のまま変化がなかったりと、珍事に見舞われる。以前は寄与のものとしてセットされていた機能を、独力で設定しなければならないのが原因。『お問い合わせ』という機構があって、幸い親切な方が対応して下さって、上記の問題は解決し、カウンターも3日前から作動し始めたが、未だ解決しなければならない問題が山積している。

木漏れ日を受けて、オオウバユリが開いた。径5.6cmの10cmを超える筒状の花は平開せず、華やかさはないが、力強い野趣味のある夏花。日向よりは樹下が良く似合う。昨年音威子府でも、林間に多くのオオウバユリを目にした。花が付いた株は朽ちて、翌年は発芽しないので、実生から開花迄数年を要するオオウバユリを毎年楽しむ為には、開花後に出来る実の種を蒔いておく必要がある。




6月上旬、小さな青い星の様な花を付けていたチョウジソウが、宇宙人?の手指の様な実を付けている。例年、葉が黄ばむ頃に、種の鞘も一緒に刈り取っていたが、昨年秋に遠隔地へ種をお送りしようと鞘を開いたら、細い鞘には短い円筒状の種が隙間なく詰まっていた。種の概念を破る不思議な形の種だった。道路に面した植え込みのヌスビトハギが、細い花序に小さなピンクの花を付け始めた。玄関の両脇の植え込みの左右の端は、間もなくピンクの花で賑やかになる。




オオウバユリ Cardiocrinum cordatum var.glehnii ユリ科
チョウジソウ Amsonia elliptica キョウチクトウ科
ヌスビトハギ Desmodium oxyphyllum マメ科