17, 07. 2009 キバナノカワラマツバ


降り続いた雨が10時過ぎには止んで、午後には雲が薄くなり、刷毛を引いた様な青空が覗き、夕刻には久々に淡い夕焼けが見られた。今朝も薄雲が広がっているが、陽射しのある予報が出ている。長雨の後は、お定まりの植物の引き起し作業。小さな花ながら良く分枝して大きな量塊となっているカスミソウは、水滴を含んで、驚く程の重さになっている。水滴を払い落として、何とか引き起したが、再度の降雨を考えて、大量に切り取った。

ムラサキツユクサの隣で、キバナノカワラマツバが咲き出した。厨房へ立ち上がる無粋なガス管を隠す為に、大きな量塊となる2種を植えてあるのだが、雨で頭が重くなって倒れるので、纏めて縛った2種は、ガス管に固定されて支えられている。茎が四角く角張っているいるキバナノカワラマツバは、名称通り細長い松葉の様な葉を輪生に付け、円錐花序に径2.3mmの小さな花を多数付ける。副えの花として長期間活躍してくれていたハゴロモグサに代わって、暫くは他の植物の引き立て役に、活躍してくれる。




先に登場させたナツツバキが、時折思い出した様に花を開く。既に散った花の跡には、先の尖った固い実が形成されている。未だ蕾が数多く見受けられるので、暫くはこの状態が続くものと思われる。




雨が上がって、キキョウが瑞々しく咲き始めた。子供の頃に秋の七草としてインプットされた後遺症で、キキョウが咲き出すと、何か追い立てられる様な気分になる。花期は夏の花なのだが、年々開花期が早まって来ている。当地に越して来た頃には、お盆のお墓参りに持参する花束にキキョウを入れていたのだが、昨今ではお盆にはキキョウの花期は終っている。




キキョウ       Platycodon grandiflorus キキョウ科
キバナノカワラマツバ Galium verum sap. asiaticum var. trachycarpum アカネ科
ナツツバキ      Stewartia serrata ツバキ科